東京シーンのこれからを担うアーティストIori Wakasaが、
自身のプライマルな感性を表現するレーベル “BOTANICA”を始動。第一弾タイトル “BOTANICA EP”を発表。
「The Pure Land」は、レイヤーされていくリズムと柔らかな粒子が織り成す空間的なサウンドデザインにより、ヒプノティックかつ心地よい陶酔感を呼び起こし、プライマルな自分自身へと回帰することをイメージして造形された音楽作品である。
Pure Landとは、日本語では「極楽浄土」を意味するが、英語では「ユートピア」や「パラダイス」に近い。
人は見えない世界や感じたことのない世界に想いを馳せる傾向にあるが、理想の世界とはそれを思い描く人それぞれであり、それぞれの景色や形があり、視ることができるビジョンもまた人の数だけ存在する。
レイヤーされていく空間的なサウンドデザインにより聴く者を解放し、原始的な自己へと導くことを目的として形作られている。
対照的に「Lunar Down」は、月の出から月の入までの長い時間のなかで、特に月が天頂から沈むときに起こる人間の心境の変化を表現しており、質感のあるベースラインとリズムトラック全体の中で時折脳内に響くようなボイスサンプルによって、 最大限のインパクトをダンスフロアーに与えることに焦点を絞って構築されている。
夜は昼間にはない心情の変化があり、天頂に月が明るく登る時、星は隠れ象徴となった月の影響値は最大となり、天頂から沈んでいく時間はある種の終わりとこれから来る未知も含ませている。自身に深く向き合い考えることのできる時間と、一方では無意識下で夜と月が人にもたらす祭儀的な興奮の感情の増幅をイメージしている。
このEPのフロント・ジャケットのアートワーク/レーベルのロゴデザインは、東京(終点)とハワイ島(原点)を10年以上行き来する中で学んだ自分の本当の生き方を表現するために、旅と絵を描き続けているイラストレーターのSHINOZAKI HILOSHIが手がけ、作品やレーベルの方向性に深い海のような奥行きを付与している。
そして、彼の最初の一歩は、彼の人生のパートナーであり、彼の一番の理解者であるグラフィックデザイナーhiroによるレコードのラベルデザインとアートディレクションによって補完された。
コンセプトテキストである「Is your window open?」がhiroの手により明確にラベルデザインとして具現化されており、今後のレーベル自体の表現の基盤かつ、未来への礎を示す一つの形として示されている。
TRACK LISTS:
A: The Pure Land (Original Mix)
AA: Lunar Down (Original Mix)
試聴リンク: https://soundcloud.com/ioriwakasa/sets/botanica-releases?si=988945d6d95940c1af53a523694d41b1&utm_source=clipboard&utm_medium=text&utm_campaign=social_sharing
RELEASE FORMATS:
Label: BOTANICA
Catalogue no: BOTA001
Artist: Iori Wakasa
Title: BOTANICA EP
Release Date: 2023.09.15
Format: 12inch Vinyl / Digital (Bandcamp)
Label website : https://botanica.buyshop.jp
DISTRIBUTION:
Word And Sound
URL : https://wordandsound.net/releases/en/deephouse/144845-iori-wakasa-botanica-ep-bota001.html